
「祭」は様々な種類のものが各地で行われているため、ある地域で祭と言っても、外部からはどこのどの祭を指しているのか判断しにくい場合が多いです。
このような場合、その祭が行われる地域名と、祭礼の行事の内容や、出し物の名前を指す名称を、組み合わせた名前で呼ばれることが多くあります。
ただし、その祭の行われる地域の中では、正式な名称を短略化して呼ぶことも多く、時としては、行われる寺社などの名称に「(お)○○さん」または「(お)○○様」などの敬称・愛称をつけ、簡略化した祭りの通り名もあります。
現代でも日本全国で春先に行われる、伝統的な「花見」は催事としての祭りの一種といえます。
この意味では、キリスト教の宗教的意義を失ったクリスマスも現代日本「祭り」の一例に入るかもしれません。
祭礼・祭典の賑やかな様子から、「お祭り騒ぎ」という慣用句が生まれました。何かが賑やかな状態や喧騒の状態を例えた表現ですが、「祭り」=「騒ぐこと」のように意味を取り違えられる恐れもあります。そのいい例が、近年の荒れる「成人式祭典」でしょう。
宗教的祭礼・祭典であったものが、次第に世俗化して宗教的意義を失ったもあれば、古来からの宗教的意義がないけれど、現代の「祭り」もあります。
この場合は祭礼と明確に区別をするため、「~祭り」「~まつり」「~フェスティバル」と表記されている場合が多いです。
例えば、YOSAKOIソーラン祭り、浅草サンバカーニバル。神田神保町で行われる古書祭り。
文化施設における、映画祭、音楽祭等の記念事業や催し。
中学校、高校、大学などの教育機関の祭りとしての「文化祭」
デパート、スーパー等の感謝祭、等々があります。
「祭り」は時代で、形態も意味も多様化しています。
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